薬剤師求人協会五社/病院薬剤師の仕事とは

薬剤師求人協会五社/薬剤師の仕事(病院薬剤師)

薬剤師求人協会五社/薬剤師の仕事(病院薬剤師)
薬剤師でも施設形態(業種)、職場によって、働き方は随分異なります。
この動画では病院に勤務する薬剤師の一日を追っています。

 

 

男性ナレーター:目の前にあるいくつもの扉。その扉を、あけてごらん。
もしかしたらその中には、君の未来が広がっているかもしれない。

 

<私の未来カタログ Vol.10>

 

安西 香菜子(以下安西):なんかの本で読んだことがあるんですけど、仕事って事に仕えるって書いて仕事なんですよね。
ただ好きな事をやるんじゃなくて、誰かの何かの為になる事をする。
そのためにプロを目指すのって、凄くかっこいいなぁって。
今日は医療や医薬の現場で人間の命の為に全力をかける、こんな仕事の世界を旅してみたいと思います。

 

<命のサポーター 未来カタログVol.10 薬剤師>

 

戸田繭子(以下戸田):薬をとおして患者さんの治療をサポートする仕事です。

 

男性ナレーター:千葉県にある、国立がん研究センター東病院。
日本を代表するがん医療専門の病院です。
かつては不治の病と言われたがん、けれども最近では、抗がん剤をはじめとする様々な治療技術が急激に進歩しています。
そんな中でこの病院では、がん医療のスペシャリストとなる薬剤師を育てるための研修制度を日本で初めて導入。
今、38名の薬剤師がエキスパートを目指してキャリアを積んでいます。
戸田繭子さんもその一人。
研修2年目の若手薬剤師です。

 

<Q.薬剤師を目指したきっかけは?>

 

戸田:中学生の頃、祖父母が自宅療養をしておりまして、たくさんの薬を服用していたんですね。
このお薬がどうしてその病気にきくのか、こんな白の粒の錠剤が体の中に入ってどうしてこの病気にきくんだろうという、たくさんの種類を飲んでいたので、本当にこれ全部のんで大丈夫なのか、何か相互作用とかあったりしないのか、そういった事で興味を持ち始めたのがきっかけです。

 

男性ナレーター:薬剤師とは、医師が出す処方箋をもとに薬を取り揃えたり作ったりするのが基本。
実はそれ意外にもいろんな仕事があるんです。
特にがん医療のスペシャリストになるには最低でもこの8つの仕事をすべて極めなくてはいけません。
それぞれの仕事について見て行きましょう。

 

<調剤>

 

処方箋通りに薬を取り揃える調剤。
数えきれないほどにたくさんある薬の中から素早く正確に取りそろえていきます。

 

<抗がん剤>

 

劇薬の多い抗がん剤の場合には種類や分量、薬を投与する期間などを組み合わせた治療計画を厳密にチェック。

 

<麻薬>

 

がん患者が使う薬の中には麻薬もあります。
金庫で厳重に管理される麻薬は、特別な処方箋にもとづいて慎重に調剤します。

 

<散財>

 

他にも粉末の薬をつくる散財調剤。

 

<服薬指導>

 

患者さんに飲み方や副作用などの説明を行う外来服薬指導。

 

<注射薬の調剤>

 

注射薬や点滴などの調剤。

 

<医薬情報>

 

次々にうまれてくる新しい薬の情報を管理して提供する情報業務。

 

<抗がん剤調整>

 

抗がん剤を作る混合調整など、どれもが患者さんの命に関わる大事な仕事。

 

研修中の戸田さんはこのすべての仕事をローテーションで担当しながらプロフェッショナルとしての知識と経験をみにつけていっています。

 

戸田:思っていたよりも大変な仕事だなという風に実感しました。
やはり医学は日々進歩していくので、毎日しっかり勉強しなきゃいけない事がたくさんありますし、私達の誤った判断がそのまま患者さんに投与されてしまって事故がおこりかねないので、細心の注意を払ってしっかりやっていく必要があるので、とても毎日緊張感をもって仕事を行っています。

 

男性ナレーター:薬剤師は大学で6年間の勉強を終え、更に国家試験に合格してようやく資格がもらえる難しい仕事。
2年前、難関を突破してこの病院に入った戸田さんも、薬剤師としてはまだまだかけだしです。

 

先輩A:ああ、ガスターサン。。

 

戸田:違う、ないんだけど。

 

先輩A:あれ?ガスターサン。

 

戸田:ガスターサンの40ミリって結局どうしてたんでしたっけ、なんか分包品がないから。
先生に連絡した方がいいですか?

 

先輩B:いや、いらないいらない。

 

戸田:ニ包でいいんですか。

 

先輩B:うん、ガスターサンならオッケー。

 

ナレーター:先輩からのアドバイスをもらいながら、毎日新しい事を次々に吸収中。

 

戸田:お薬カタカナの名前が多いので、似たような薬ですと取り間違いをしてしまうので、その取り間違いをしないようにする事、後はちゃんと数があっているかどうかっていう間違えないようにする事。

 

ナレーター:薬剤師は薬の専門家。
処方箋通りに用意するだけでなく、気になる時にはすかさず医師に確認。

 

戸田:もしもし、薬剤の戸田と申します、今先生お時間よろしいですか。

 

戸田:処方箋に書いてあるとおりにお薬を間違えないように調剤することも大事なんですけれども、それ以外にもやはり少しでもおかしい処方があったら疑義照会をしなければいけないという義務があるので必ずそういったことには注意して調剤を行っております。

 

男性ナレーター:病院の中を一日中行ったり来たり。
薬剤師ってこんなに重労働だったんですね。
そんな戸田さんの子供時代って?

 

戸田:好奇心旺盛でしたね。
動くことが大好きで小さい頃から水泳ですとか、マラソン大会にもよく出ていましたし。
体育ももちろん好きだったんですけれども、理科の実験も好きでカエルの解剖とか楽しくやっていたのを覚えています。
体の中をあけてみると、こんな風になっているんだ。
カエルの口から息を吹き込むと肺が膨らんで、ああ、肺ってこういう風にできているんだ、とか。
そういった事も好きでしたし、「どうして、どうして」という探究心みたいなものが今の所にいかされているんじゃないかなと思っています。
小さいころ運動をよくしていたので、薬剤師って思っているより体力を使うんですね、動き回るので。
そういったところで、体力はつけておいたほうがいいかなと思います。

 

男性ナレーター:医療現場というシリアスな世界でもいつも笑顔と明るさを忘れない戸田さん。
実はずっと憧れている人がいるんですって、それは一体。

 

<Q.戸田さんの憧れの人は?>

 

戸田:ちょっと変わっているんですけども、魔女とか、どうしても小さ頃テレビや本を読んだりして魔法使いというのがすごくすきだったんですね。
今思うと薬剤師って魔法使いにちかいものがあるんじゃないかなと感じています。
その患者さんにあったお薬を探して、提供するといった意味で。

 

安西:確かに、薬を飲むと病気が治っちゃうなんて魔法みたいですよね。
でも、すごいなぁ、いっぱい勉強して国家試験の合格をゴールにしないで、もっと先のスペシャリストを目指してずっと努力し続けるなんて。

 

男性ナレーター:戸田さんの働く病院では、他にはない特別な仕事があります、それは。

 

戸田:これから、患者さんのカルテをチェックしまして初めて抗がん剤治療をされる方に説明しに行きます。

 

戸田:失礼します。
こんにちは、あらい様ですね。
私、薬剤師の戸田といいます。
まずはじめに今入っているのが吐き気止めのお薬ですね。

 

男性ナレーター:以前は入院が当たり前だったがん治療。
ところが最近では、新しい抗癌剤が次々と誕生し、通院で治療するケースが増えています。

 

戸田:薬剤師が外来で点滴されている方に説明しに行くっていうのは、まだ、あんまり他の病院ではされてないんですけれども、当院ではやはり初めて治療される方で、不安が強かったりですとか点滴されたらすぐお家へ帰られてしまうので、そのあと起こった副作用の対応ですとかそういった事を説明するために薬剤師が介入しております。

 

男性ナレーター:薬剤師の仕事って、こんなにも広がっているんですね。

 

戸田:気持ち悪くなった場合はこちらの方、飲んでみてください。

 

<Q.仕事のやりがいは?>

 

戸田:一番は患者さんや患者さんのご家族の方から感謝、ありがとうって言ってもらえるのが一番嬉しいですね。
凄い不安が強い患者さんでお薬飲みたくないって言っている方が私が説明することによって「ありがとうちゃんと薬飲むよ」って言っていただいた事とかありますので、その時はとても嬉しかったですね。

 

男性ナレーター:戸田さんが、別の病棟へと向かいます。
どこへ行くのでしょう。
待っていたのは呼吸器担当の先生。

 

呼吸器担当医師:がん性疼痛、骨繊維があって、結構がん性疼痛が強い患者さんなんですよ。
で、骨繊維にたいしては一回放射線の治療をね。

 

男性ナレーター:新たに抗癌剤治療が始まった患者さんについてフォローを頼まれました。
薬剤師も治療チームの大切な一員なんです。

 

呼吸器担当医師:薬剤師さんがいないと僕らはもう仕事にならないぐらいのパートナーでしょうね。
例えば副作用の説明なんて患者さん、非常に細かく知りたがってるんですけど、我々が外来でゆっくり、入院もそうですけど、それに関してお話する時間がとれないのでそういうことに関しては薬剤師さんにかわりにやってもらうとかですね。

 

男性ナレーター:毎日、患者1人1人の状態を把握しながら最適な薬を提供する。

 

戸田:飲んでから気持ち悪いとかありました?

 

患者:ないない、ないです。

 

戸田:痛みどうですか?

 

患者:いたいのはやっぱりしょうがないね。

 

戸田:まだ痛みとれないですか?

 

患者:1回くらいじゃとれないですよ、これくらい。

 

戸田:う〜ん、ちょっと今までね、飲んだのとは。

 

男性ナレーター:こんなやりとりがエキスパートを目指す戸田さんにとって、一番大切な経験になるんですね。

 

戸田:違うお薬にかえていきましょう。

 

患者:はいはい、わかりました。

 

男性ナレーター:戸田さんを指導する先輩薬剤師は。

 

先輩薬剤師:昔と比べて表舞台に出てきたことが最近多いので、昔は裏方で、縁の下の力持ちじゃないですけど支えてた部分をこれからもっともっと前面に前面に出てくるようになってもっと薬剤師という事が世の中にも広がってくるんじゃないかなと思います。

 

<Q.薬剤師になるために大切なことは?>

 

戸田:薬の事はもちろんなんですけれども、何事にも興味持って、色々考えて調べるとか勉強するといったことがやはり重要になってくると思います。
夢は絶対に強く願えば叶うことが出来ると思います。
私も実際、強く願って今こうやって働く事ができているので決して諦めないことが重要だと思います。
いろんなことを経験していろんな風に感じて疑問に思ったことはそれを声に出して解決していく。
そういったことが重要ではないかなと思います。
薬剤師になることがゴールではなくて、薬剤師になって何がしたいのか、それから何ができるのかっていう考える事が重要だと思います。

 

安西:そっか、戸田さんは薬剤師っていう仕事を通じてもっと大きな夢を追いかけてるんだ。
全ては患者さんの為に、だからスペシャリストを目指す。
ん〜、かっこいいなぁ!
仕事の幅がどんどん広がってる薬剤師って、すごくおっきな可能性がありそうですね。
薬剤師、私の未来カタログの新しい1ページ。

 

 

(薬剤師求人協会五社/薬剤師の仕事(病院薬剤師))